アリーの機音カフェ

趣味の機織りの様子や作品、国内外の旅行記やお食事、母の介護のお話など

ラムゼイハント症候群・胃がん

Allyです。

マイクロサージャリー手術のお蔭で、見るからに

アンバランスだった顔面は、少しまともになった

ような気がしました。そして、完全に元通りでは

ないにせよ、眼も閉じられるようになり、兎眼か

ら解放されました。これが一番良かったこと。

但し、顔に移植した神経が繋がって行くまでには

それなりの時間がかかるとのことですから、ゆっ

くり経過を見ていく他ありません。

f:id:ally-hataotocafe:20190425173746j:plain

母の塗り絵NO.9

胃がん

一度、整形外科を退院し、そしてすぐに消化器外

科へと入院することになりました。

胃がんのできた位置は幽門

担当教授の説明で、母の胃がんは、胃の出口であ

る幽門にできているとのこと、ステージ2で治療

は、全摘出しか方法はないようでした。

 

帯状疱疹が、内耳にできなけばラムゼイハントに

はならなかったし、胃がんは幽門でなければ、全

摘出しなくてもよかったと、ネガティブな考えに

偏り、神様はいじわるだなぁと。。。 

ラムゼイハント症候群に羅漢してから、小太りだ

った母は、体重が20キロ近く減り、とても痩せ

ていたので、胃を全摘出した後のことを考えると

とても憂鬱な気分になりました。

 

そして、全摘出の手術を無事に終えました。

身体の側面の筋肉や血管、及び神経を取り出し

顔に移植し、お腹を開いて胃を全摘出するとい

う手術が、約1か月の間に行われました。

 

ただ母からは、胃がん治療の手術に対しての苦

痛や訴えは、まったくありませんでした。

お腹を開いた痛みよりも、ラムゼイハントの後

遺症の方が、数倍辛いことだったのです。

術後化学療法

胃の全摘出手術を終え、主治医からは抗がん剤

の治療を受けるように、お話がありました。

胃がんを全摘出したとはいえ、再発の恐れもあ

ることから、術後に抗がん剤投与の化学療法の

治療は、セオリーということでした。

 

しかし、母は化学療法を拒否しました。

抗がん剤治療の辛さなどは、癌で亡くなった親

戚の様子や、テレビからの情報などで判ってい

たようですし、現在抱えている、強いめまいや

びりびり痺れる顔の辛さを抱えたうえで、抗が

ん剤の辛さには、耐えられないと思ったからだ

と思います。

半年の自宅療養

2つの大きな手術を終えて、やっと自宅で過ごす

日々が戻ってきましたが、それからの食事が大変

でした。ほぼ、赤ん坊と同じように、すり潰した

り、細かく刻んだりした食事の用意をするのです

が、1回に取れる食事は、小鳥のエサ?ほど。

 

私は事業を閉鎖するつもりで動いてはいましたが

雇われている立場ではないので、すぐに辞めると

いう訳にもいきません。約10か月の期間をかけ

て営業もしつつ、閉鎖の準備も並行して進めてい

る最中、精神的にも肉体的にも、一番つらい時期

だったかもしれません。

 

そして、また試練がやってきます。

 

母の病気ラムゼイハント・症候群とは 

www.ally-hataotocafe.com

 前回までのお話

www.ally-hataotocafe.com

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。 

今日の一杯はここまで。

Thank you

Ally