アリーの機音カフェ

趣味の機織りの様子や作品、国内外の旅行記やお食事、母の介護のお話など

もう春なのに!手織りマフラーの準備ができました

Allyです。

寒い東北に、単身赴任中の弟くんへのクリスマス

プレゼントが織りあがってみると思いのほかカシ

ミア糸が余ってしまったんです。えっ?なんで?

緯糸の必要量の計算、間違っていました・・・

せっかくなので糸を少し買い足して、次は母親と

自分用にも作っちゃおう!3年前に初めて織った

グレンチェック柄に再挑戦!と、まだ寒い1月か

ら糸を購入したり、デザインを考えたりしていた

のですが。時はすでに3月、春も目の前・・・

手織りのマフラー2本分、やっと織り始めるまで

辿り着きました。出来上がる頃には、マフラーが

必要な時期ではないですが来年デビューのストッ

クとして、ゆっくり織ることにします。

 

二十数年前、スクーバダイビングのインストラク

ター試験を受ました。IDCという過酷(笑)な

インストラクター試験の準備コースで、担当の

コースディレクターから、毎日何度も、何度も

聞かされた言葉

「インストラクターは準備がすべて!」

その言葉、今も色々な場面で役立っています。

ありがとうA先生!

 

「機織りは、準備がすべて!」

織る時間がかかる着尺や帯、大きなノッティング

作品などは別ですがマフラーやテーブルセンター

などの小物は、織っている時間よりも準備に費や

す時間の方が長くかかるんです。

機織りは、準備がすべて!(笑)でいつも万全に

準備したつもりでも必ず何点かの失敗が見つかり

失敗の修復作業にも時間がかかります。

骨の折れる作業に、心折れちゃう時もしばしば。

1枚のマフラーなら1日3時間作業するとして 

設計から織付けまでの準備に1週間はかかる一方

織り始めれば2~3日もあれば出来上がり。

織っている時間はとっても楽しいので、なおさら

早く感じるのかもですね♪

 

織り始めるまでの準備

01・整経に必要な糸を糸枠に巻き取ります。

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くるくる巻いていきます

02・整経に必要な長さを、縞の順番通りに

   整経台で巻き取ります。

03・仮筬をして綾や縞の間違えがないか確認。

04・巻箱のかむろ布に経糸を結んでいきます。

05・綾送りをしながら巻箱に経糸を巻きます。

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綾送りの後、巻箱に巻きます

06・綾返しをして、綾棒を入れていきます。

07・綜絖枠に綜絖をセットして、綜絖通し。

08・筬通しをします。

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筬通しをして最後の縞のチェック

09・巻箱のかむろ布と同様に経糸を結びます。

10・巾を出す為の織付けをして、ほづれ防止用

   の糸を織り込みます。

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織り始める準備完了です!

今回も、綾が抜けてしまったり、綜絖通しの順番

に間違えがあったり、糸が何本も切れたり・・・

まだまだ修行の連続です。

 

グレンチェックのマフラー♪ 

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オリジナル刺繍タグ♪

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

今日の一杯はここまで。

Thank you

Ally