アリーの機音カフェ

趣味の機織りの様子や作品、国内外の旅行記やお食事、母の介護のお話など

木綿の着尺を織る・化学染料による染色

Allyです。

お教室の高等科、最後の作品は「木綿の着尺」。

縞のデザイン、染色、手織りの工程です。             

着物。。。

成人式とお正月に数回しか着たことありません。

昔々、着付け教室(花嫁修業?)に通ったことも

あったのだけど、もはや、自分で着ることなんて

できません。どうしよう、困ったな(汗)

 

手織りを始められる方の多くは、着物が好きな方

が多いようです。私の通っているお教室では

本格的な織り機を使っているのでお教室のお仲間

は、次々と着尺を織って着物に仕立てていたり

難しい織り方に挑戦して、素敵な着物を作られて

いる方もいます。 

機織りのきっかけ

私の場合、機織りをしたい!

と思い始めたきっかけは。。。機音のリズミカル

な音が、私の琴線に触れてしまったのが始まり。

そしてアジアの布、タペストリーのイメージ。

友人がコレクターだった、バリ島のイカットから

なんです。イカットは、バリ島のテンガナン村で

代々受け継がれる縦絣の布です。

今では、日本同様に織れる方も少なくなってしま

ったそうですが、これからも、ぜひ伝統を継承し

ていって欲しいものです。

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バリ島のイカット

着尺を織ることは、着物好きな方なら楽しくって

仕方ないはず。自分で好きなようにデザインして

自分で好きな色に染め上げてイメージした通りの

手織の着物が着れるんですから。

 

私といえば。。。着物のイメージがまったく湧い

てこない。こんな着物が着てみたい!がないから

デザインにも四苦八苦(汗)染色は、大好きな海

の色、青色・水色とグレーの3色に決めました。

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糸はあらかじめ洗っておきます

化学染料による染色工程

・糸はあらかじめ洗っておきます。

・染めあげたい色の化学染料を熱湯で溶かして

 おきます。

・寸胴に水を入れて、溶いた染料を少しずつ入れ

 染液を作ります。

・芒硝を染液に入れます。

・脱水した糸を竿に通して、染液に浸します。

・糸を上げ下ろししながら、少しずつ染液の

 温度を上げていきます。

・好きな色に染まったら火を止めます。

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少しずつ染まっていくのが楽しい

・水洗いをして脱水したら、色止め剤の中に入れ

 て浸します。

・脱水をしてよく乾かしたら、緯糸は完成です。

・経糸は乾いたら、糊付けをして寝かせます。

・脱水をして、アミソを広げながら糸張りをして

 乾燥させます。

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みんなの糸が染め上りました!

この糸達がそれぞれの縞を織りなす着物になって

いくんですね。ちょっとわくわくして来ました!

 

木綿の着尺を織りました♪

www.ally-hataotocafe.com

 


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

今日の一杯はここまで。

Thank you

Ally