アリーの機音カフェ

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ラムゼイハント症候群・投薬による治療と神経減荷術

Allyです。
 

 母がラムゼイハント症候群の治療のため入院し

投薬による治療が開始されました。抗ウイルス薬

とステロイドホルモン剤の点滴投与です。

その入院治療期間にも顔面の麻痺は少しづつ悪化

していきました。

口の中にも水疱ができはじめ口の中が渇いて

ざらざらし、痛いようでした。

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母の塗り絵NO.3

約1週間の入院治療後、母の左の顔面は酷く歪ん

でしまっていました。当時の私はと言えば。。。

「病気は入院して治療すれば治るもの」

と思っていたので、どんどん顔面麻痺が進んでい

くことへの理解ができていませんでした。

またその当時、私は仕事で日本と海外の往復をし

ながらの生活で忙しく週末にしか会えなかった為

変化の大きさがより判ったのかもしれません。

投薬による治療が終わると医師から母の顔面麻痺

が重症であること、そして手術の選択があること

を告げられました。

 

神経減荷術という手術

水痘帯状疱疹ウイルスによる炎症で、耳の周りに

ある顔面神経は腫れて締めつけられ、血流が悪く

なっています。この神経減荷術とは、顔面神経の

周りの骨を削ることにより、神経の圧迫を解放し

て、血流を良くする手術です。

この手術により、顔面神経麻痺の悪化を少しでも

食い止められればという思いで、手術をすること

を決断しました。藁をもつかむ思いとは、こうい

う時に使うんだな、と・・・

主治医から手術の予定時間は3時間程度と聞かさ

れていましたが、実際は5時間を超す母にとって

は初めての大手術でした。

 

この神経減荷術の効果に関しては、意見が分かれ

るところです。ネット上に公開されている、実際

に手術して頂いた北里大学病院の論文を読んでみ

ると、手術をした場合としなかった場合の治癒率

は同じく30%でほとんど変わらないとする研究

結果も発表されています。他の病院の論文も読ん

でみましたが、手術に有意性は認められないとの

論文が多いように思います。

 

ただ、この病気の重症患者の治癒率が低いことか

ら、投薬治療後の選択として、今現在は、手術の

方法がこれしかないということかも知れません。

 

発症・入院・手術を終え、ひとりでの生活ができ

なくなっていた母は、弟夫婦の家で暮らしていま

したが、母の希望で引き取ることになりました。

私はきままな独身ですし、実の娘との生活の方が

気が楽だったのでしょう。

病気の発症から、約3カ月後のことです。

ふたりでの生活が始まったとき、病的共同運動

(目をつぶると口が引きつる、痙攣するなど)

左眼が完全に閉じられないなどの症状も起こっ

ており、本格的に後遺症の治療のことを調べる

ようになります。

ラムゼイハント症候群とは

www.ally-hataotocafe.com

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

今日の一杯はここまで。

Thank you

Ally