Allyです。
専修科最後の課題、絹の着尺制作に向けて、初め
ての草木染、藍の生葉染色をしてきました。藍を
発酵させて作る、藍玉(スクモ)と違い、鮮やか
な水色~青磁色~藍鉄色に染められる、火を使わ
ない染色方法です。
藍(タデ科タデ属)にも、色々種類がありますが
今回使った藍の種類は、生葉染めに適した種類の
椿葉と千本。私は、椿葉を使いましたが、千本を
使った染色の違いは、ほぼありませんでした。
藍を刈り取って、茎を取り除き、葉を摘みます。
水で綺麗に洗って、染色材料の準備完了です。
千本の葉は、虫の食べた跡が沢山ある一方、椿葉
の方にある虫食い跡は、少しだけでした。
蓼(タデ)食う虫も好き好き?
次は、染液を作っていきます。お料理教室みたい
に、ミキサーに水と藍の葉を入れて、藍ジュース
を作っていきます♪1度目の染液は、あまり藍の
濃度を濃くしない方が良いようです。
何度かミキサーで染液を作ったら、布で綺麗に濾
して、経糸を入れる準備が整いました。藍の生葉
による染色は、通常の温度を上げてゆく(煮る)
方法とは異なり、そのまま染液に浸します。
夏場の暑い時期に、火を使うのは大変なので、夏
に持って来いな感じの、草木染ですね♪
一度水に浸した経糸を、染液の中に投入します。
数分浸して、染液を良く絞り、綛をさばいて空気
を入れると、空気酸化が進むことによって、瞬時
に青い色に変化していきます。
一番手前にある綛が2度染め、手前から2番目に
ある綛が、3度染めをしたものです。私は、色の
グラデーションを出したかったので、染色回数を
変えてみました。
奥にある2つの綛は、他の生徒さんのもので、鮮
やかな水色ですよね。私の染めたものは、どちら
かと言うと、青磁色になっています。
染液に入れた後、水洗いをしてから干すか、染液
を流さずに、そのまま干すかによって、染まる色
の深みや鮮やかさに違いが出るようでした。
次回の染色は、緯糸。何色に染めようかなぁ?
化学染料による染色です♪
私の通っているお教室です♪
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今日の一杯は、ここまで。
Thank you
Ally