Allyです。
神経減荷術の手術を終え退院した後も、ラムゼイ
ハント症候群の後遺症は、酷くなる一方で、母は
ほぼ一日中、ソファーに横たわって過ごすように
なりました。精神的にも参っていて軽いうつ状態
にもなっていたと思います。主治医からは、自宅
での顔のリハビリをして、自然治癒を待つのみで
すと。そして、その主治医は数週間後に別の病院
に移ることになったと。
途方に暮れました。。。
自宅でのリハビリ
自宅で行うリハビリでは、このようなことを指示
されていました。
・筋肉の委縮を防ぐため顔のマッサージをする。
・温めた蒸しタオルをして、血流を促す。
・口を一文字にしたり、曲げてみたりなど
顔の運動をする。
早い時点で母親の顔面麻痺は、完全麻痺に近い状
態なのでは?と思われる状態でした。なぜなら
ほぼ左顔面の筋肉は動いていなかったからです。
そして、顔面麻痺以外にも、帯状疱疹後神経痛と
呼ばれるものを含め、色々な後遺症に悩まされて
いました。
帯状疱疹後神経痛
帯状疱疹が酷かった場合や高齢者、治療が遅れた
場合などにに起こる神経痛のことで、長い場合は
10年以上酷ければ一生涯、辛い痛みが続く
後遺症です。
・左眼が完全に閉まらない状態で、涙も出ないた
め眼が乾燥する痛み。
・頭がボーリング玉のように重く、15分と座る
ことができない。
・平衡感覚がなくなり、回転性のめまいで摑まる
所がないと歩行が困難。
・常に麻痺した側の顔にびりびり刺すような激し
い痛み。
・舌の左半分が麻痺し唾液の分泌量も少ないため
味覚障害と食欲不振。
真っ赤に開いたままの眼だけでも、何とかしてあ
げなければと焦っていた時、20代の頃一緒に働
いていたK君が、耳鼻科を開業していると共通の
友人から聞きました。彼は大学卒業後に再度医学
部に入り直し、跡取り娘である結婚相手の耳鼻科
医院を継いでいるとのこと。主治医がいなくなり
ひとりで不安と戦っていた時期でもあったので
「耳鼻科医の彼になら、ラムゼイ・ハント症候群
のことが理解してもらえる!」
と、本当にほっとした思いでした。
週に一度、新宿の東京医科大学病院で診察をして
いるとのこと。車で10分もかからない距離で
本当に助かりました。東京医科大学病院にて久し
ぶりに会うK君の診察を受け、びりびりする痛み
や痙攣を和らげるため、そして血流を良くして
自然治癒を促すため、麻酔科での神経ブロック
注射を開始しました。
ラムゼイハント症候群とは
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
今日の1杯はここまで。
Thank you
Ally